ハッピープレゼン

プレゼンについて本気出して考えてみた。

時間内に終えられないプレゼンは、
何かを与えるどころか奪っている

規定の時間をオーバーするプレゼンに出会うのは
そう珍しいことではありません。
というか、かなりよくあることです。

聞き手から表立って咎められたことがないから、
プレゼンする側は甘く見てるのかもしれませんが・・。
時間を守れない、守ろうとしないプレゼンは、
僕は本当にダメだと思っています。

人間は機械ではないので、もちろん進行は狂います。
小さなロスが積み重なって時間オーバーになることを、
すべて否定しようという気はありません。

でも、時間は誰にとっても大切なものです。
30分と事前に決まっていたのなら、
聞き手もその30分を差し出す形で座っています。
それが実際は30分じゃなかったのなら、
約束が違うよ、と裏切られた気持ちになるのは当然でしょう。

終了のベルが鳴らされたのに無視して続行する人や、
あと1つだけとずっと繰り返している人、いますよね。
そういう人は、聞き手を舐めているのです。
何の根拠もないのに、これくらい許してもらえるだろうと。
プレゼンは何かを与えるためにやっているのに、
与えるどころか相手の大切な時間を奪っていることに、
気付いてすらいないのです。
そんなの「ハッピープレゼン」になるわけがありません。

僕は、時間オーバーでも笑って許してもらえるのは、
全体の1割程度ではないか、と考えています。
30分のプレゼンなら3分くらいのオーバーまで、です。

時間をオーバーするのを避けようとする意識があれば、
少し時間が余るくらいの内容に絞ったり、
時間が押しているときにカットする箇所を決めておいたりと、
何らかの対策を事前にやっておけるはずです。
大幅に時間をオーバーしてしまうのは、
単純に準備と意識が欠如しているのではないでしょうか。

以前、大学教授のプレゼンを聞いていたときのこと。
時間の8割を使った時点でスライドがまだ半分しか進んでいなくて、
「時間がないから飛ばします」と言って内容を削りまくり、
それでも結局15分も時間をオーバー。
もちろんみんな拍手はしましたよ。
司会だって笑顔でお礼を述べて次に繋いでいました。
でもみんな思ったはずです。時間意識がまるでないな、と。

時間がないのは誰のせいですか?
聞き手のせいなんですか?
持ち時間に対して内容が多すぎることも把握しておらず、
本題と関係のないことも話して時間を浪費している。
恐らく満足にリハーサルもしてないんでしょう。
時間の計算もロクにしていないし、その意識もないのに、
時間がないなどと自然現象みたいなことを言う。
そして「最後は駆け足になってしまいましたが・・」と
お決まりのように付け加えるんです。
雑なプレゼンで十分に内容が伝えられなかったことと、
聞き手の貴重な時間を奪ったことに対して反省しているなら、
そんな軽い調子で謝れるはずないと思うんです。

プレゼンは、互いにハッピーになることを期待して、
互いの時間を持ち寄って行なうチャレンジです。
そのことを軽く考えている人に、
ハッピーなプレゼンを生み出すことはできない、と
僕はそう思っていますが、みなさんはどう思いますか。

Posted: 2011.08.10 | 固定リンク