ハッピープレゼン

プレゼンについて本気出して考えてみた。

スライドの作り方の基本は、
1枚1枚に適したレイアウトを考えること

言いたいことをスライドにまとめる際、
1枚のスライド内での情報の配置の仕方には、
よくあるパターンがいくつかあります。
以前イベントで発表した時のスライドを使って、
パターンごとの使いどころを挙げてみますね。

パターンは大きく以下の4つです。

では、それぞれを少し解説していきます。

原稿OHP風

これは原稿をそのままスライドにしたものです。
スクリーンを手元の原稿代わりにして一生懸命読む、
というプレゼンが多いです。特に大学教授とか。
言うまでもなく、そんなのが続くと聞き手は非常に退屈です。
聞き手に背を向けて読むので失礼な印象も与えます。
「あんた登壇しなくていいよ。テープレコーダーで十分」
などと参加者から叱られるプレゼンを見たことがあります。

文書の正確な引用を紹介する場合などに必要なパターンですが、
そのまま読み上げるのは聞き手の邪魔になる場合もあります。
まずは聞き手に読んでもらって(その間は話し手は黙る)
あとで解説を加えるなどの工夫が必要でしょう。

Steve Jobs風

アップルの社長である Steve Jobs 風と名付けましたが、
プレゼンテーションZEN風と言ってもいいかもしれません。
スライド全面に画像やキーワードを大きくあしらい、
解説の文章は一切入れないインパクト重視のパターンです。
最近人気のスタイルですね。

パターンのデメリットとして気をつけたいのが、
「スライドを見ただけでは情報が十分伝わらない」
ということです。
例に挙げたスライドは、実際のプレゼンでは、

#84%。これが何の数字かお分かりでしょうか。
#これは「日本の昔話におじいちゃんが登場する」確率です。

などと説明しました(内容はネタであって事実じゃないですよ)。
このように、口頭の説明がないと情報としては不十分。
しかも魅力的な語りでないと聞き手は退屈してしまいます。
聞き手の感情をコントロールする演出力が問われます。

高橋メソッド風

この「高橋メソッド」というのは、
簡潔な言葉を巨大な文字にしてレイアウトする方法で、
上のようなスライドを何十枚も連続して見せていきます。

キーワードというか話の要点を明確に示せるので、
話の流れをうまく作れればわかりやすいプレゼンになります。
裏を返せば、淡々と次のスライドに移っていくので、
リズムが単調になったり、途中で分かりにくくなると辛い、
という難しさもありますね。

パワポテンプレ風

最後は、言わずと知れたPowerPointのテンプレートスタイル。
よくある「見出しと箇条書きのセット」です。
上に挙げた3つの例より情報の分類や強弱が付けやすく、
汎用性が高い反面、テンプレートになっていることもあり、
何でもこの形式に合わせて説明してしまいがちです。

実は、こうやって4つのパターンを紹介したのは、
どのスタイルが良いかという話をしたいのではなく、

#PowerPointのテンプレートに合わせたスライド作りはやめよう!
#各スライドの情報に対して適切なパターンを選ぼう!

ということが言いたかったのです。
何も、全てのスライドを「見出し+箇条書き」にしたり、
あるいは「写真とキーワードのみ」にする必要はありません。
情報をいちばん分かりやすく効果的に伝えられるように、
1枚ずつ最適なレイアウトにしてあげることが大切です。
レイアウトを考える手間を惜しんではいけません。

そうするとスライド内で統一感が出ないのでは?と
心配されるかもしれませんが、だいたいは大丈夫でしょう。
スライドごとにレイアウトが違うことを逆に活かして、
全体のリズムに変化をつけるぐらいの姿勢でいいと考えます。

Posted: 2011.08.16 | 固定リンク