ハッピープレゼン

プレゼンについて本気出して考えてみた。

初心者はスライドをたくさん作るべし

プレゼン前に最終チェックをしていると
「短いプレゼンなのにスライド山盛りですね」
と言われることがあります。

これにはおそらく2つの意味があって、
ひとつは「スライドを作る手間がかかるでしょ」で、
もうひとつは「そんなにたくさん話すつもりですか」
というあたりなんじゃないでしょうか。

スライドを作るのに手間がかかるかどうかは、
総数より1枚ごとの凝り方が大きいように思います。
グラフや表を入れたりグラフィックに凝ったりすると、
たとえ数枚であっても、文字だけのものよりも
格段に時間がかかりますよね。

スライドが多い=話すことが多い、とは一概に言えません。
同じ内容で同じ時間を使うプレゼンであっても、
スライドを1枚しか必要としない人もいれば、
スライドを数十枚も使ってする人もいます。

最初から「時間がないので駆け足で・・」と言いながら、
スライドを猛スピードで送っていく(時にスキップする)人は、
単に持ち時間に対して扱う内容が多すぎるのであって、
スライドが多いからダメなのではありません。

むしろ僕は、プレゼンにあまり自信がない人ほど
スライドをたくさん準備する方がいいと考えています。
その方がプレゼンが楽になるケースが多いからです。

スライドをたくさん作ることのメリットは、

例えば、製品Aの3つの特徴、という話をするとします。
特徴3つを箇条書きにして1枚のスライドに配置し、
そのスライドを見せ続けて話す方法がありますが、
これはけっこう難易度の高いやり方です。

特徴が単語になっていて、それを読めば理解でき、
他に説明の必要がなく短時間で終えられるなら、
そういうやり方でも問題ないでしょう。

そうではなく、個々の特徴を示すキーワードに対し、
何かしらの補足説明や具体例を出す必要がある場合、
それを書いたスライドを個別に用意する方がいいです。
1枚目は特徴を箇条書きして全体像を示し、
次に個々の特徴の説明に1枚ずつ使う、という形です。

プレゼンは、音声だけでなく視覚情報もあったほうが、
聞き手の負担が小さく理解がスムーズになります。
スライドが変わることで話が次に進んだこともわかります。
視覚情報が変わることでプレゼンのリズムも生まれます。

口頭説明だけだと言い忘れないか心配になりますが、
言いたいことをスライドに全部書いておけば、
プレゼンする側もスライドを見て気付いたり、
言い忘れても最低限の情報は伝えられます。
話すのが苦手な人は「その理由はこれです」と言って
スライドを読んでもらっているうちに一息つけます。
プレゼンをする側も安心して進められるのです。

また、スライドを内容によって細分化していくことで、
この内容は30秒で、ここは1分使おう・・・など、
スライド単位で見ることで内容の細かい時間配分ができます。
これが「3つの特徴を説明するのに10分」というレベルだと、
どうしても調整もざっくりになってしまい、
全体の時間が短いプレゼンでは時間管理が難しくなります。
無駄なことは話さず、必要な時間をより正確に捉えるためにも、
スライドを細分化することは有効だと思います。

もちろん、時間に合わせて臨機応変に内容を変えたり、
資料がなくても間が持つしゃべりのできる人は、
スライドが1枚でもうまくプレゼンできるでしょう。
自分がどちらのタイプなのか、よく知ったうえで、
スライドに持たせる役割を考えてみてください。

Posted: 2011.09.24 | 固定リンク