セッションタイトルで
勝負の半分が決まる
一定以上の規模の学会や研究会になると、
複数の教室を使ってセッションを同時並行で行なう、
ということがよくあります。
複数のセッションが同時間帯に行われるのですから、
参加者はどれを聞くのか選ばなければなりません。
そんな場合の判断基準として大きいのが、
セッションタイトルの情報でしょう。
予稿集などを渡されている場合もありますが、
その場でじっくり予稿を読むのは大変ですしね。
ということは、セッションのタイトルによって、
観客の数が大きく左右されるということです。
話を聞いてほしい層をプレゼンの場に呼び寄せるには、
その人たちが興味を示す、関係あると思わせるような
適切なセッションタイトルをつける必要があります。
僕は毎年「PCカンファレンス」という
年に1回の研究大会でプレゼンしていますが、
他の学会に比べると雰囲気がやわらかい場所なので、
一風変わったタイトルでプレゼンしています。
- お料理のコツと情報教育
- 日記じゃないのよブログは
- 検索力ってどうよ?
専門分野を問わず気軽にいろんな人に聞いてもらいたい、
そんな狙いで付けたタイトルたちです。
思惑通りいろんな人たちが聞きに来てくれたのですが、
マジメな先生には敬遠されてしまったところもあって、
さじ加減が難しいなぁと実感しています。
タイトルは軽いですが中身は本質的であろうとしているので
中身そのものは割と評価してもらえるはず、と思うのですが、
聞いてもらえなければ始まりませんよね。
聞いてもらえることを当たり前と思ってはいけません。
プログラムにひしめくセッションタイトルから、
すでにプレゼンは始まっているのです。
Posted: 2011.09.29 | 固定リンク